アジアの歌姫、テレサ・テンのお墓は、筠園という名前が付けられており、台北県金山郷の金宝山墓園の一角にある。広場とお墓とにわかれており、広さは百坪ほど。広場には大きなピアノのけんばんが飾られていおり、墓地の近くはテレサの歌がかかっていて、たくさんのお花も供えられていた。テレサ・テンは台湾雲林で生まれた後、14才でデビュー、以来アジア圏を中心に活動し、素晴らしい歌声を世界に届けると共に、台湾の独立にかかわった一人でもある。タイのチェンマイにて1995年、42才の若さで無くなった後、遺体は台湾に運ばれ、国葬が執り行われた。葬儀には世界各国から約三万人が駆けつけ、棺は中華民国と国民党の党旗で覆われたそうで、テレサ・テンがいかに国民的な英雄であったかがうかがえる。
この墓地、山の上にあって、海岸からは30分以上山を上るので、大変である。