三日間に渡って行われた「パタヤミュージックフェスティバル」。ビーチロードの特設ステージへ足を伸ばしてみると、予想していたよりも人気(ひとけ)が少なく、そこそこといった賑わい。赤色集会の影響が多少はあるのだろうか。もしくは、やはりバリハイ桟橋の特設ステージのほうが人気があるのだろうか。一方、歩行者天国となっているビーチロードは大混雑だ。屋台から小物に雑貨、衣料まで所狭しと店が連なり、人々の活気で満ち溢れている。ふと雑踏の中でひと際目立つ「居酒屋」のちょうちん。見てみると「アキラポテト」なるジャンクフードSHOPだ。じゃがいもをスライスして揚げたものをただ串刺しにしているだけなのだが、これがなかなかの売れ行きである。この辺のタイ人の商売感覚、微妙というか、なんとも斬新である。縁日気分で小一時間ほど歩いた後はやはりグビッと一杯。というわけで、クラブミュージックのかかるビアガーデン風の店へ。ビーチに簡易テーブルを置いて、音楽を楽しみながら皆でワイワイ酒を飲む、というタイ人お得意のスタイル。まさに飲めや踊れやのお祭り状態で、結局は歌などのイベントはそこそこで、明け方まで仲間たちとダラダラ飲もう、というのがタイ人のいつもの終着点というわけである。時期が合えば、ぜひタイのお祭り騒ぎを体感してみて。