メーホンソーン郊外には、カヤン族(通称:首長族)に会える村があります。
船で川をミャンマーの国境方面に30分程度上ったところに位置するこの村。
交通の便を考えると、やはりトレッキングが一番手っ取り早いので、なんだか悔しいと思いつつもトレッキングで訪れることに。田舎です。村の入り口には“ロングネックヴィレッジ”と立派な看板が出ています。もともと首長族はチベットやミャンマーからの難民な為、肩身狭く暮らしていたが、今は見世物として観光地化することで村の存続を計っているそう。観光客がいるから成り立っているとはいえ、この土産物屋とか入村料とか、動物園のようだ、と批判の声があることも事実。
首長族のトレードマークの黄金のコイルは、首のほか、腕と足にも巻かれています。長い首が美の象徴。本来、村で選ばれた女子の首に金属のコイルが巻かれ、毎年それを徐々に長くしていくものだそう。ただ、このコイルを巻くことによって首が長くなるのではなく、極端になで肩になるために首が長く見えるそうで、首を目立たせる為のおかっぱ頭もトレードマーク。
もちろん彼女らは実際ここで暮らしているので、生活感も漂っており、首長族の生活風景も垣間見ることができます。首長族の村は、ここメーホンソーンが有名ですが、チェンマイ近郊にも観光化された民族村が数か所あります。
高齢の方は皆本気で首長コイルしてたみたいだけど、若い人は観光の為だそう。だから若い人は首もそんなに長くない。 |
子育てする首長族ママ。 |
土産屋さんが軒を連ねている。首長族はここの村の入場料と土産の売り上げで生計を立てているそう。 |
役立つ情報
カヤン族(首長族) 女の子は5歳くらいになった時に真鍮の首輪を巻き始め、1年に1度交換して徐々に長くしていく。本来は首が長い程美しいとされていた。 |
カヨー族(耳長族) 元はチベットの民族で、現在はミャンマーとタイに住んでいる、カヤン族と同様カレン族の支族だそうで共に暮らしている。 |