パタヤ湾の北に位置する「サンクチュアリー・オブ・トゥルース」という観光名所。高さ105メートル、幅100メートルという巨大な建物である。しかも釘などの金属を一切使用していない木造建築だ。「サンクチュアリー・オブ・トゥルース」は、1981年に車販売で成功した大富豪によって建設が始められ、今なお建設中なのだ。そのため見学の際にはヘルメットを着用しなくてはならない。建物にはさまざまな神像が取り付けられている。仏教、ヒンドゥー教の神々が一体となっており、タイ、カンボジア、中国、インドの神話の一場面などをも表現している。混在した哲学の象徴が「サンクチュアリー・オブ・トゥルース」なのだとか。壁や天井など細部にまで彫刻が凝っている。とにかく至るところに彫刻が施してある立派な木造建築物だ。そして、もう一つ「サンクチュアリー・オブ・トゥルース」の見どころはイルカショーである。入場料にはイルカショーの料金も含まれており、1日2回、11:30と15:30にショーが敷地内の池で行われている。ショーの後は別途料金でイルカと写真を撮ることもできるし、象やスピードボートにも乗れる。「サンクチュアリー・オブ・トゥルース」は海に面して建っているので、絵になるロケーションだ。しかも内部が風が抜けるため心地良い。パタヤに行かれる際には、ぜひ立ち寄ってもらいたい。ちなみに、現在も建設中であることから「アジアのサグラダ・ファミリア」と呼ばれることもあるらしい。