旧市街のほぼ中心にあり、「ワット・プラ・シン」とともにチェンマイで格式高い寺院として知られている。ちなみにチェンマイの旧市街地は四角いお堀で囲まれており、4つ角には城壁も残っているとのこと。この寺院はセーン・ムアン・マイ王によって建てられた。見どころは、本堂の背後にそびえ立つ仏塔チェディ・ルアンである。1411年に建立したときには高さ86mもあった。しかし、1545年の地震の際に上部3分の1が壊れてしまった。仏塔は1992年、ユネスコと日本政府の援助で修復されたが、当時の記録が残されていないため、建築様式に議論を巻き起こした。結果、タイの建築家による新しいアイディアも採用されている。
現在バンコクの「ワット・プラケオ」に安置されているエメラルド仏も、かつてこの寺院に安置されていたことがあるという。