かつては宮殿でもあった「ワット・チェンマン」。1296年にメンラ―イ王が都をチェンマイに作った際に建立した。典型的な北タイの建築スタイルとなっており、太いチーク材の柱が本堂内にある。ちなみに本堂は1993年に修復されている。そこには珍しい水晶の仏像と大理石の仏像の2体が納められている。1体は1800年も前に作られたという水晶の仏像は、雨を降らせる力が宿っていると信じられている。そして、もう1体の大理石の仏像は、もっと昔にインドかスリランカで作られたと言われているのだ。 お堂の壁には仏様に関する壁画が色鮮やかに描かれており、非常に見ごたえがある。また、「ワット・チェンマン」裏側の仏塔は、基部を15頭の象で囲まれており、こちらも見どころだ。「ワット・チェンマン」は、あまり観光客がいなくて、とても静かなところ。この時は、お坊さんが1人ずっと何かを書いている風景を見ることができた。チェンマイで最も長い歴史を持つ「ワット・チェンマン」は一見の価値あり。