スコータイで最も重要な王室寺院である「ワット・マハータート」。200m四方の巨大な寺院でで、その大きさに驚かされる。境内には209基の塔、 10ヶ所の礼拝堂、8つのお堂、4つの池などがある。蓮のつぼみを模したスコータイ様式の仏塔がそれらの中心となっている。それを取り囲むように、シュリーヴィジャヤ式とクメール式の仏塔が並んでいる。さらに礼拝するブッダの弟子たちの像や、ブッダ坐像がこの基部にある。そして、左右に高さ8mの仏像を納めた建物があり、四角い太い2本の柱の間に巨大な仏座像が置かれている。全体として左右対称となっており、中央にいうほど高くなるように設計されている。
各寺院の前には当時の姿が描かれており、このまま残っていたらどんなに立派だったことだろう。