メディチ家礼拝堂の近くに位置する「デルブ」。モロッコとチュニジア料理を出してくれるレストランだ。内装はアラビアンでエキゾチックな雰囲気である。
料理を注文して待つと出てくる、いわゆる日本の突き出しのようなもの。スパイスをふりかけた薄いパンをキノコベースのソースとともにクルクルと手で巻いていただく。そして、モロッコ料理といえば王道のクスクス。卵焼きとひよこ豆のミニハンバーグをオーダー。卵焼きにはしょうが入っており、程よくふんわりと、しょうがの香りがして美味しい。ミニハンバーグも、これまた美味で、丸い小鉢に入っているスパイスと一緒に食べる。飲み物のミントティは、お国情緒を漂わせるお茶セットで。小さいお皿には、ラマダンのときにも食べれる栄養分の高い、ダッデリという木の実が添えられている。これもねっとりとして甘くてなかなかの美味。お茶の種類だけでも20種類ほどあり、足休めにお茶だけでも立ち寄りたいお店だ。