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新華大旅店

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映画のロケにも使われた1873年創業の旅社

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新華大旅店

新華と書いて広東語では『サンバ』となるため、アルファベットの表記を見ると『SanVa』となっている。香港映画『2046』(木村拓哉、チャン・ツィイー出演)や『Isabella(伊莎貝拉)』などのロケに使われたところから知名度が広がり、特に香港人などの旅行者に利用されている。

創業は1873年、新中央酒店より古い歴史があるが、ある資料(コイワカメラさんのブログ)によれば、このマカオの福隆新街というのはもともと内港エリアの湿地帯だったところを福建の商人が買い上げ、土地開発して遊郭を中心とする町並み(歓楽街)を作ったのだという。

新華大旅店福隆新街西詰めに位置し、建物の外観も福隆新街の一角を形成しているので、かつては遊郭か遊郭に隣接した旅社だったのかも知れない。

気になる部屋のタイプだが、シングル、ダブル、ツインの3通りでバルコニー付きの部屋もあり、バルコニー(写真中央上部、建物の2階)からは眼下に福隆新街を見ることができる。ただ、部屋の壁が天井付近で切れていて、隣の部屋との空間が繋がっていて話し声が筒抜けなんて部屋もあった。2008年から改装工事を行い、今後はバス・トイレ完備の部屋を大幅に増やすらしい(2009年の時点ではまだ変化は無かった)が、この工事の際、十数年前のマフィアの抗争(中国返還を巡るカジノの利権争い)の際に使われ、その後有事の際にはすぐ持ち出せるように隠されてたと思われる銃火器や手榴弾などが大量に見つかり、一時は付近を通行止めにして処理に当たったとか(もっとも殆ど使い物にならなかったらしい)。

改装前は各部屋シャワー・トイレ共同で、シングル一泊80パタカ(2010年現在は100パタカ)と一泊100元を切る宿はここと皇宮大旅店(司打口、一泊40元)くらいしか無かったが、比較的健全且つ安全で映画ロケの効果もあり、以前は予約無しで宿泊するには現地に行って空きを確認するしか方法がなく、運が良ければすぐ泊まれるが運が悪いと数日待たされる事になるという状態だった。ベッドのシーツなどは火船頭街の安宿より綺麗(個人的主観)で、ほぼ正面向かいにレストラン『佛笑樓餐廳』があり、近辺は土産物屋や飲食店が多く、便利な反面週末には周りが人込みで溢れている。なお、一応マカオ政府旅遊局公認二星級ホテルであることを付け加えておく。

入り口から階段で3階に上がると右側にフロント。フロントは英語が堪能なので交渉はスムーズに行える。現在ではメールでも宿泊予約を受け付けてくれる。添發美食まで徒歩3分、セナド広場まで徒歩5分、珠海行きフェリー乗り場まで徒歩5分程度である。

 

※2013年10月現在、マカオの安宿は過渡期にあり、ほぼ全ての宿で宿泊料金が値上げされています。

新華大旅店のシングルは現在スモールで190パタカ、ラージで220パタカです。Wi-Fiは完備されています。

 

予約は info@sanvahotel.com まで。
 

基本情報
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記事最終修正日時
2013.11.04 22:39

Creative Commons — 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 — CC BY-NC-ND 2.1

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