バトー・ムーシュは、Bateaux(バトー)は船、Mouches(ムーシュ)はハエ。つまりハエの船の異名をもつセーヌ川を運行する船である。形がハエに似ているからかな、と思っていたのだが、当初ボートがリヨンのMouche地区に位置する艇庫で製造されていたことに由来するそう。
観光客にまぎれて乗り込む。出発すると、フランス語・イタリア語・スペイン語・英語・韓国語・中国語・日本語とアナウンスがかかる。さすが観光大国フランス!セーヌ川で暮らす人たちの優雅な船を眺める。川の上で暮らすってどんな気分なんだろう、とぼーっとする。川の上から見上げるノートルダム寺院もまた素敵。曇り空のエッフェル塔はちょっと雰囲気が怖くなるけれどたまにはこんなシックな表情のエッフェル塔もいい。このセーヌ川の遊覧船バトー・ムーシュは1時間くらい。アルマ橋をスタートして、アンバリッド→グラン・パレ→コンコルド→オルセー美術館→ルーブル美術館→シテ島→コンシェルジュリー→ノートルダム寺院→サン・ルイ島→ここで旋回→パリ市庁舎→(アルマ橋まで戻って)シャイヨー宮→エッフェル塔→旋回→アルマ橋という風に回ってくれる。セーヌ川沿いがライトアップされた夜に乗るのがおすすめ。
他情報
【Bateaux-Mouches】
運行:夏は20分おき、冬は30分おきに出航。
料金:大人10ユーロ/子供5ユーロ(シルバー割引あり。学割は効きません)