龍山(ヨンサン)駅は近年新しくなったターミナル駅である。地下鉄1号線(国鉄線乗り入れ)が通り,ソウル駅からは南に2つ目の駅で,さらに南下すると漢江(ハンガン)に達する。地下鉄で都心部(ソウル駅方面)から来ると,ホームから少し離れてKTX(韓国新幹線)の車輌がたくさん停車している。光州(クワンジュ)や木浦(モッポ)方面へのKTXはソウル駅からではなくここ龍山駅から発車している。コンコースはガラス貼りの吹き抜けで,ソウル駅同様明るい雰囲気である。駅ビルにはEマートやIT関連のショッピングセンターなどが入っていて,周辺部とともにソウルの電脳街(日本では東京・秋葉原〔アキバ〕が有名)を形成している。駅付近は近年高層のビルが次々に建ち,副都心の雰囲気が漂い始めている。オシャレな店も出来始め,日本人も出没するようになってきた。
コース紹介
駅ビル 駅に着くと最初は方法感覚がつかめず迷ってしまうが,広いコンコースにあるエスカレーターを上がっていくと,レストラン街やEマートに行ける。コンコースを出ると,その他のショッピングビルや周辺に出る通路に出る。東側に少し歩くと地下鉄4号線の新龍山駅に着く(国鉄龍山駅とは数百メートル離れている)ので,乗り換えれば,隣の二村駅が国立中央博物館の最寄り駅となる。Eマートはロッテマートと並ぶ大型スーパーだが,ここは駅直結なのでたいへん便利だが,広い駅なので行き着くまでには多少時間がかかるだろう。表示をよく確かめて,その方向に進もう。Eマートの上層階には飲食店街があり,さまざまな料理が味わえる。案外知られていないのか,それほど混まないので穴場かもしれない。 |