韓国全羅南道に位置する光州は、「芸術の都」として有名で、2年に1回世界的な芸術の祭典「光州ビエンナーレ」が開催される都市です。ビエンナーレ期間中は国内外から多くの人々が集まり、とても賑やかになります。今回はそんな光州の文化芸術についてご紹介します。
光州ビエンナーレ
광주비엔날레/クヮンジュビエンナーレ
1995年にスタートした「光州ビエンナーレ」は、韓国で最初に始まったビエンナーレで
2年に1度開催される国際美術展です。毎年世界から多くの芸術家や作品が集まり、この時期の光州広域市は多くの人々でに賑わいます。韓国でのビエンナーレは光州の他に「釜山ビエンナーレ」、「清州(チョンジュ)国際工芸ビエンナーレ」などが開催されます。展示会場はビエンナーレ展示館、光州市立美術館、光州民俗博物館、良洞(ヤンドン)市場など市内の各地で展示されます。
光州ビエンナーレのイベントを主催する美術館でもある「光州市立美術館」。 1階に3つ、2階に2つ、3階に2つの展示室をそれぞれ備えており、 在日コリアンのハ・ジョンウン(河正雄)の常設展示や 2~3カ月で内容を変えながら行われる企画展示などが楽しめます。すぐ隣には光州広域市立民俗博物館もあります。
「国立アジア文化殿堂」は、アジア文化と芸術を研究開発し、世界に広めることを目標とした、創作、展示、公演活動などを行う複合文化施設です。 アジア文化の中心として、芸術都市光州のシンボル的存在となっています。
光州広域市庁
광주광역시청/クヮンジュクヮンヨクシチョン
市庁と芸術?と思った方もいるかもしれません。光州広域市市庁に入ると、1階に光州出身のメディアアーティスト、イ・イナム氏の作品が飾ってあります。彼の作品の特徴は、昔の名画にデジタルの技術で動きをつけたところ。市庁に行けば誰でも自由に観賞することができます。
光州ビエンナーレの時期はもちろん、それ以外の時期にも光州に行けばあらゆる文化芸術に触れることができます。次回の韓国旅行に光州芸術文化の旅はいかがでですか?