店内は広々としており、テーブル席、お座敷、団体客用の宴会席もあります。お店の外には平床もあり、天気の良い日は、こちらで食べると、山の清々しい空気に触れ、開放感があってお勧めです。
トジュッデガムの塩サバ定食は、鯖が大きいため、2人前から注文が可能です。(他のお店もほぼ同様です。)2人前で注文すると、塩サバが一つ、ご飯が二つ、8種類のおかず、きゅうりとわかめの冷スープ、味噌チゲが付きます。
塩サバ定食 2人前 20,000ウォン
※おかずの内容は日によって変わります。
安東では塩サバがなぜ有名?
昔から、安東は内陸に位置するため、海鮮物が貴重な土地でした。一番近い東海のヨンドク港で採った魚を安東に運ぶには2日かかるため、すぐ傷んでしまう鯖は運搬が困難でした。この問題に対し商人は“塩蔵”という方法で鯖が腐るのを防いでましたが、塩蔵を行う所に鯖が到着したころが、ちょうど鯖が腐る直前で、一番美味しい塩サバが出来るタイミングだったと言います。腐る直前に分泌される酵素が旨みを引き出すそうです。
塩サバの効能
鯖などの青魚に含まれる不飽和脂肪酸には、動脈硬化や脳卒中を防ぐ効能があります。
美味しくてさらに健康にも良いなんて一石二鳥の食材です。
トジュッデガムの塩サバは、身に厚みがあり食感がモチモチしています。艶があり、脂がよく乗っているのが見た目でも分かります。
塩サバの身を大きく取って、ご飯に乗せてスプーンですくって一口で食べましょう!
プリプリした鯖の食感と甘み、塩加減が白米とよく合います。ご飯がいくらでも進んでしまう味です。
ごぼうのきんぴら、ニンニクの漬物、茎わかめの炒め物、キノコの炒め物
サッパリ味のきゅうりとわかめの冷スープ、田舎の味噌が素朴で美味しい味噌チゲ
安東の塩サバは、味も勿論良いのですが、塩サバが有名になった地域的背景もまた、安東の歴史を知ることができ、印象に残ります。郷土料理の中でも、韓国人に広く愛されている安東の塩サバを是非、本場安東で食べてみてください。トジュッデガムでは、塩サバの販売もしているため、美味しかったらお土産に買っていかれてはいかがですか?